札幌映画サークルの“『モロッコ』(Cinema Classics 2019)/『かぞくへ』上映会”  感想アンケートを公開しています

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“『モロッコ』(Cinema Classics 2019)/『かぞくへ』上映会”  感想アンケート
【このコーナーでは、札幌映画サークルの会報“シネアスト”に掲載されている記事をピックアップして紹介しています。】


今月は、2019年6月29日に開催した『モロッコ/Morocco』(Cinema Classics 2019)/『かぞくへ』をご覧になった方々から寄せられた感想アンケートをご紹介します。

* この記事は、札幌映画サークルの会報“シネアスト”2019年8月号(#553)から転載しました。



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1930年『モロッコ/Morocco』と2016年『かぞくへ』という新旧2作品の今回の上映会。
それぞれに感動があり、どちらも大変よかったという感想をたくさんいただきました。
また『モロッコ』解説の坂尻さんと『かぞくへ』の春本雄二郎監督のトークも映サならではの企画で好評でした。




『モロッコ』について・・・
*

























● 久しぶりに恋愛映画を見た。昔の俳優さんの美しさにあこがれました。
時代は変わっても心に刺さる作品というのが、その時々で作られているなと思った。
(40代・女性)

● 若い頃に観た時は淡々とした展開にあまり感動しなかった。
今回はワンシーン、ワンシーンがとても丁寧で、思いのほかのめりこんだ。
アドルフ・マンジュー、紳士すぎる!
(40代・女性)

● 若い時にもっと恋愛しておけばよかったと思います。
(70代・女性)

● 言葉ではなく、目で自分の気持ちを表しているのに感動した。
今は言葉が多すぎる。言葉がなくても心は通じるとあらためて思った。
一瞬で今この時をわかるようになりたい。
(60代・女性)

● TV画面で観るのとは大違いで、劇場スクリーンの迫力とマレーネ・ディートリッヒの妖艶さが間近に伝わり、とても感動しました。
ゲイリー・クーパーとのポスターもステキでとても気に入っていたので購入できると知り嬉しかったです(1本購入しました)。
これからもなかなか観られない作品をスクリーン上で観られることを楽しみにしております。
上映ありがとうございました。
(50代・女性)

● 坂尻先生の解説を先に聴きました。
公開当時の衝撃、端役扱いだったG・クーパーを日本のファンがM・ディートリッヒと二人主演の位置に押し上げた話等々、豊富な内容に驚きました。
こんな人材が会員にいるってすごいと思います。
(70代・男性/会員)

● 部隊の行動よりも、マレーネ・ディートリッヒの心の動きに重点を置いていると思います。
日本初の“字幕付き”として意義があると思います。
(60代・男性)

● 味があって大変よかった。
音のカスレ、白黒の濃淡等、素晴らしかったです。
(70代・男性/会員)

● テレビで見たことはありました。
年を重ねたためなのか、心の動きが理解できて、どのように行動を起こすのか、ドキドキしながら楽しみました。
(60代・女性)

● ポスターにひと目ぼれ。昔の映画はいいな〜と改めて感じる作品。
ディートリッヒの魅力があふれた素敵な作品でした。
坂尻さんのトークも時代背景がわかり楽しかったです。
(60代・女性)

● 札幌で映画館の閉館があいつぎ、このような古くて上質な映画を観ることはなかなかできなくなってきており、時々上映してほしいなと思います。
映画を説明する講演も楽しくてよかったです。
(50代・女性)

● 後になってからいろいろなシーンを思い出すと思います。
(60代・男性)

● 兵隊たちの進軍のときの、砂漠へ向けての行進。
1回目について行くかと思いきや、2回目には予想通りついて行くことになったラストシーン、感動的だった。
(60代・男性)


『かぞくへ』について・・・
*
























(C) 「かぞくへ」製作委員会



● 大変人間味のある映画だと思いました。有名な俳優さんの出る映画とはまた違った、1つのシーンをじっくりと撮ることでその人物の今の思いが、感情がとても読み取れる映画だと感じました。
(40代・女性)

● せつない・・・。男と女は分け合えない。
人間ってこんなに思いやることができるのか。
素晴らしい映画、ラストシーンでした。
春本監督、お話が上手ですね。好感がもてました。
(60代・女性)

● 昨年シアターキノで観賞し、ぜひもう一度見たいと思い続けていた作品でした。
願いがかない、とても有り難く思っております。
ラストシーン、わかっていても目が潤んでしまいます。
(50代・男性)

● 上映会後の感想で男の友情や新しい出発などの意見が出ていたが、私は主人公の婚約者がとにかく気の毒だと思った。
大変なのは分かるが、状況を聞かれるまで説明もせず、ケンカになると布団にもぐって逃げる。
最後、婚約者が家を出て行くが、当然だと思う。
キタさんを捕まえるためにディナーを放棄した時点で婚約者より友人を選んだのだし、婚約者の心情に対する無関心さ、男性の無意識の残酷さだと思った。
友情なんだと言っているけれど、お互い大人なのだし、自分のことは自分でなんとかできるはずだ。
友情というより自立できない未熟さを感じた。
(20代・女性)

● 若い頃を思い出して他人事ではありませんでした。
今だから振り返って分かる・・・。
何故あの時、相手の気持ちが・・・そんなせつなさを感じながら観ました。
「お前はひとりじゃない、家族だ・・・」にほろりです。
(70代・男性)

● 重苦しい気持ちになってしまいましたが、洋人の声質、方言、性格が救いの映画でした。
街中に洋人のような人が多くいると救われる人たちが大勢いると思います。
(女性)

● 同じ環境で過ごした親友思いの旭という主人公役、とても感動しました。
“かぞく”のありかたは十人十色でお互いの大切さを痛感しました。
次回、『嘘に灯して』も是非見たいです。
(60代・女性)

● ものすごく気持ちがていねいに描かれていた。
微妙な間がとてもすばらしかった。
沈黙がいい。
(50代・女性)

● 観る前はこの映画のことも、春本雄二郎監督のことや札幌で一度上映されたことがあったことも知りませんでした。
結婚という新たな家族を作る物語のはずだったのが、それを実現できず孤独をかみしめるという展開が意外でした。
築き上げ始めた新しい関係があっという間に壊れてしまう。
恋人に自分の気持ちをうまく説明できず、彼女も理解できずに溝が次第に大きくなっていく。
現実にこうした行き違いはいくらでも起きていると思うが、それを何とか乗り越えて行く、努力して維持して行こうとするというのがあるべき姿ではないでしょうか。
そういう過程を丁寧に描いて欲しかったなあというのが映画を観ての率直な感想です。
家族というのは“かたち”ではなく結びついている人と人との折り合い方、何かの事情や出来事を力を合わせて、前に進むために必要なことを、お互いにできることをすることだという気がします。
それはとても難しいことですが、他人同士がひとつの家族になるためには避けて通れないのではないでしょうか。
もちろん映画は心ならずも不幸せな結末になる物語を描くこともあるでしょうが、そこに少しでも希望や未来へのひとすじの光でもスクリーンに表れていたら、多くの人達に支持されると思います。
壊れた愛情の代わりに友情を置き換えるというのは、少し安易な気がしました。
それでもこの映画はいろいろなことを考えさせるし、役者さんたちの演技もすばらしいのですが、今まで述べたような不満が残りました。
次回作に期待しています。
これからも人々の生活を真摯に見つめるような作品を生み出してください。
(70代・男性/会員)

“上映会について”
● 2本の作品を時間をあけないで上映してくれると、両方見ることができます。
今回のように、『モロッコ』を見てから次の『かぞくへ』を見たくても、待ち時間が長く疲れるので、残念と思いながら帰宅します。
(70代・女性/会員)
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