新藤兼人監督セレクション______ 新藤兼人監督の偉業を讃えて (ver. 9) 【終了しました】
2009.03.24
【このコラムは、札幌映画サークルの旧HPから移行した文章です】
札幌映画サークルでは、現役映画監督としては日本最高齢*(1912年4月12日生まれの97歳!・・・上映会当日の年齢)の新藤兼人監督の作品2本の上映会を開催します。
* 一部情報で間違った記載をしていました。申し訳ありません。
たくさんの方々のご来場ありがとうございました。また、上映に際して一部お聴き取りにくい音声がありましたことをお詫びします。
今回上映する2作品は、モスクワ国際映画祭でグランプリを獲得した1960年制作の『裸の島』と“永山則夫事件”を映画化した1970年制作の『裸の十九才』です。
『 裸 の 島 』
1960年 / 日本映画 / 新藤兼人監督作品 / モノクロ / シネマスコープ / 95分 / 近代映画協会
監督・・・新藤兼人 / 製作・・・新藤兼人、松浦栄策 / 脚本・・・新藤兼人 / 撮影・・・黒田清巳 / 音楽・・・林光 / 美術・・・新藤兼人 / 編集・・・榎寿雄 / 録音・・・丸山国衛 / 照明・・・永井俊一
出演・・・乙羽信子、殿山泰司、田中伸二、堀本正紀
“鮮烈な映像で貧困と労働、家族の絆を描ききって世界的な評価を得た作品”
瀬戸内海の孤島に往む夫婦と子供たちの自然との戦いを記録した作品で、「第五福竜丸」に続いて新藤兼人が自らの脚本を監督したセリフなしの映画です。
撮影は「らくがき黒板」の黒田清巳。13人のスタッフで作られました。
この作品は、1960年11月23日に公開されました。
* 1960年キネマ旬報ベスト10 日本映画第6位
* モスクワ映画祭 グランプリ
* メルボルン映画祭 グランプリ
* リスボン映画祭 銀賞
* ベルリン映画祭 セルズニック銀賞
* 諸国友好のための親善映画祭 グランプリ
* マンハイム映画祭 グランプリ
* 宗教と人間の価値映画祭 国際ダグ・ハマーショルド賞
『 裸 の 十 九 才 』
1970 / 日本映画 / 新藤兼人監督作品 / モノクロ / シネマスコープ / 117分 / 東宝
監督・・・新藤兼人 / 製作・・・能登節雄、絲屋寿雄、桑原一雄 / 脚本・・・新藤兼人、関功、松田昭三 / 撮影・・・黒田清巳 / 音楽・・・林光 / 美術・・・春木章 / 編集・・・榎寿雄 / 録音・・・大橋鉄矢 / スチール・・・新藤次郎 / ナレーション・・・宇野重吉
出演・・・原田大二郎(デビュー作品)、乙羽信子、吉岡ゆり、厳波郎、草野大悟
“実際に起きた連続射殺強盗事件の19歳の犯人がモデルで、裁判員制度施行が目前に迫る今、犯罪を裁くということがどういうことかを考えさせられる作品”
地方から上京した少年が大都会の非常なメカニズムの車輪に巻きこまれ、次第に脱落し、ふとしたはずみで殺人を犯すという事件を素材にした、近代映画協会創立20周年記念映画。
この作品は、1970年10月31日に公開されました。
* 1970年キネマ旬報ベスト10 日本映画第10位
* モスクワ国際映画祭 金賞
【上映日程】
2009年4月25日(土)
【上映会場】
札幌市教育文化会館4階講堂
(札幌市中央区北1条西13丁目)
【上映時間】
1) 10:30〜 「裸の島」
2) 12:30〜 「裸の十九才」
3) 15:00〜 「裸の島」
4) 17:00〜 「裸の十九才」
* 各回完全入替
【鑑賞料金】
一般前売り券 各作品800円 (当日1000円)
シニア・学生 各作品800円 (当日のみ)
(札幌映画サークル会員は1本無料・・・もう1本は800円)
【主催】
札幌映画サークル (Tel & Fax 011-747-7314)
【後援】
札幌市、札幌市教育委員会
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