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活動報告の詳細
6/16 オペラ映画を楽しむ会 『魔笛』上映会を開催します。 (ver. 2) 【終了しました】
2012.05.27
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札幌映画サークルは、“オペラ映画を楽しむ会”に加わり、2011年5月から3本、9月から3本のオペラ映画の上映会を開催しました。

2012年も3月から4カ月にわたって、“第3シリーズ モーツァルト特集”として、札幌・共済ホールを会場に、次の4本のオペラ映画を上映します。


☆ 『フィガロの結婚/Le Nozze Di Figaro』(1975)→終了しました

☆ 『ドン・ジョヴァンニ/Don Giovanni』(1978)→終了しました

☆ 『コシ・ファン・トゥッテ/Cosi Fan Tutte』(1988)→終了しました

☆ 『魔笛/Trollflojten(The Magic Flute)』(1975)



舞台映像ではありません。
荘重な教会で、由緒ある古城や街並みで、映画の名匠たちが演出・実写した“オペラ映画”。

1960〜1980年代に、これ以上は望めないほどのキャスト・スタッフの手でオペラ映画の名作が10数本生まれましたが、巨額の製作費ゆえの諸々の壁に阻まれて日本ではほとんど劇場公開されませんでした。

時を経て、これらの作品がデジタル・シネマ化され、分かりやすい日本語字幕付きで、ようやく私たちが楽しめる機会がやって来ました。

オペラに詳しくなくても、クラシックに弱い人でも、観れば神話・宗教感・中世史といった西欧文化の核心に触れ、感覚的に理解出来る、といわれています。


『 魔 笛 』
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“魔法の笛よ、私に勇気を与えてくれ!”


『魔笛/Trollflojten(The Magic Flute)』


1975年/スウェーデン映画/スウェーデン語版(日本語字幕スーパー)/カラー/スタンダード・サイズ/135分/ステレオ/提供・ユニテル/配給・(株)T&Kテレフィルム

作曲・・・ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/監督・・・イングマル・ベルイマン/指揮・・・エリック・エリクソン/演奏・・・スウェーデン放送交響楽団&合唱団/撮影・・・スヴェン・ニークヴィスト/編集・・・シヴ・ルンドグレン/美術・・・ヘンリー・ノアマーク/衣裳・・・カリン・エルスキーネ&ヘンリー・ノアマーク


出演・・・ヨーゼフ・ケストリンガー(タミーノ/テノール)、イルマ・ウッリラ(パミーナ/ソプラノ)、ホーカン・ハーゲゴード(パパゲーノ/バリトン)、エリザベット・エリクソン(パパゲーナ)、ビルギット・ノールディン(夜の女王/ソプラノ)、ウールリグ・コール(ザラストロ)、ブリット=マリー・アルーン(侍女)、キルステン・ファウベル(侍女)、ビルギッタ・スミディン(侍女)、ラグナールー・ウルフンク(モノスタトス)、エリック・セーデン(弁士)、他


“その笛を吹くと、愛の奇跡が起こる__”


山の中で、タミーノ王子が大蛇に襲われているところを「夜の女王」の侍女3人が現れてタミーノを救います。
タミーノ王子は、夜の女王の娘パミーナ姫が邪悪な魔法使いザラストロに捕らえられていることを知り、取り戻しに出掛けます。三人の侍女は、タミーノ王子に魔法の笛を与え、彼のお供をする鳥刺しのパパゲーノには、魔法の鈴を与えて送り出します。
ザラストロの神殿に到着したタミーノ王子は、パミーナに会い、お互いに一目で恋に落ちてしまいます。
そしてザラストロが邪悪な魔法使いではなく、高僧であること、“夜の女王”こそが邪悪の根源で、娘パミーナは逃げ出して来たことを知ります。
王子タミーノとパミーナが愛し合うようになったのを知ったザラストロは、パミーナを救うには“行”を克服しなければならないと諭します。王子タミーノは、パミーナ姫と結ばれるために、ザラストロの“沈黙の行”、“暗い洞穴の行”、“燃え盛る炎を通過する行”を決意します。
パミーナ姫は、愛するタミーノ王子が、口をきいてくれないことを嘆き自殺をはかりますが、三人の童子に彼の変わらぬ愛を告げられ、共に火と水の試練に挑みます。
一方、恋に憧れるパパゲーノは、魔法の鈴のおかげで難を逃れ、パパゲーナと言う可愛い恋人を得ることができました。
ザラストロへの復讐に燃える夜の女王は、三人の侍女を従え、ザラストロの宮殿に乗り込もうとするが、電鳴と共に地獄に落ち、世界は平和で満たされました。


そのあふれる才能に、神も嫉妬したといわれる天才モーツァルト。そのモーツァルトが最後に書いたオペラであり、彼の音楽の集大成といわれる名作です。
不朽の名作オペラ「フィガロの結婚」、「ドン・ジョバンニ」、「コシ・ファン・トゥッテ」と並んで、貴族中心の宮廷劇場のためではなく、一般庶民が楽しむ芝居小屋のために書かれた作品です。
“モーツァルトに端役なし”という言葉があるように、登場人物全てが主役級の音楽性、テクニック、演技力を要求されます。夜の女王の燃え上がる復讐心を描く二つのアリア、パパゲーノの 軽快なアリア「♪おいらは鳥刺しパパゲーノ」や「♪パ・パ・パ」の二重唱等、聴きどころに事欠きません。

『第七の封印』、『秋のソナタ』などで知られる映画界の巨匠イングマル・ベルイマン監督が手がけた映画で、小劇場での上演を撮影しているという設定で演出されています。
この劇場はストックホルム郊外にあるドロットニングホルム王立劇場という、1760年に建てられた200席ほどの劇場ですが、あくまで設定であって、撮影自体はスタジオで行われました。この演出は音楽劇の素朴な雰囲気をよく現しています。
冒頭、タミーノを追って現れる着ぐるみの竜や、前奏や間奏の時の映像には出演者がくつろいでいたり、幕の隙間から観客席を覗く光景なども挟み込まれています。

オペラと映画が融合し、『サクリファイス』のスヴェン・ニイクヴィストによる夢幻的な映像美が、 愛と夢の世界を美しく描います。


スウェーデンの生んだ“映画の巨匠”イングマル・ベルイマンと“合唱の神様”エリック・エリクソンという強力タッグによる逸品のオペラ映画で、モーツァルトファン、オペラファン、映画ファン共に必見の名画です!

有名な序曲に乗せて始まる、さまざまな年齢や肌の色の人々が映し出されるシーンから、ベルイマンによるメッセージ性のある映像はモーツァルト『魔笛』の普遍的な価値を強く伝えるもので、さまざまな解釈によって語り直され続けるこの作品の、“ベスト・オブ・ベスト”と評されることも多い真の傑作といえます。

古い劇場での上演が行われているという設定で二重三重の視点の効果も面白く、『サクリファイス』の撮影の名手スヴェン・ニイクヴィストによる映像美も見どころのひとつです。
全編スウェーデン語による歌唱も、各国語によって上演されることの多いこの作品にふさわしい。

上映日程
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【会場】
  札幌共済ホール
    (札幌市中央区北4条西1丁目1番地 共済ビル6階)

【上映日時】 2012年6月16日(土) 開場時間・上映の30分前
  1) 12:30〜14:45 * 1回のみの上映

【鑑賞料金】
前売り 2300円 (当日 2600円)
団体割引(5名以上の申込) 2000円(前売りのみ)
札幌映画サークル会員 2000円
* 前売り券は、大丸藤井、道新、教文、コープさっぽろ文化教室の各プレイガイドで発売中

【主催】
オペラ映画を楽しむ会 (札幌映画サークル内)

【後援】
札幌市、札幌市教育委員会

【問合せ先】
(株)プリズム オペラ映画係
〒060-0031 札幌市中央区北1条東13丁目1-79
Tel 011-252-3828 (平日 10:00〜18:00)
Fax 011-252-3848 (24時間受付)
E-mail eiga@eizou.com

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