3/28・29 2つの上映会を開催します。__“シネマ・クラシックス2015” (ver. 4) 【終了しました】
2015.02.23
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札幌映画サークルは、2015年3月28・29(土・日)の2日間、札幌プラザ2・5(地下ホール)で、2つの上映会を開催します。
ひとつめ・・・
毎回ご好評をいただいている往年の外国映画の数々を上映する『シネマ・クラシックス2015』を開催し、4本の作品を上映します。
“なぜ、こんなに面白い!? あの時代の映画”
・・・をテーマとした今回の上映作品は、以下の4本です。
☆ 『或る夜の出来事/It Happened One Night』(1934/フランク・キャプラ監督/クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール主演)
☆ 『素晴らしき哉、人生!/It's a Wonderful Life』(1946/フランク・キャプラ監督/ジェームズ・ステュアート、ドナ・リード主演)
☆ 『グレン・ミラー物語/The Glenn Miller Story』(1954/アンソニー・マン監督/ジェームズ・ステュアート、ジューン・アリソン主演)
☆ 『オーケストラの少女/100 Men And A Girl』(1937/ヘンリー・コスター監督/ディアナ・ダービン、アドルフ・マンジュー主演)
尚、上映する各作品の紹介は、下記に掲載してある“シネマ・クラシックス2015 作品紹介・その1〜4”に掲載しています。
【お詫び】
一部の告知チラシにおいて、以下に記載している4つの表記ミスがありました。ここに、お詫びして、訂正します。
1)『或る夜の出来事』
クローデット・コルデールとあるのは、クローデット・コルベールが正しい表記です。(“デ”ではなく、“ベ”)
2)『或る夜の出来事』
アカデミー賞主要6部門とあるのは、5部門が正しい表記です。(作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・脚色賞)
3)『素晴らしき哉、人生』
正しくは、『素晴らしき哉、人生!』です。(“!”が付きます)
4)『素晴らしき哉、人生!』
“好きなクリスマス映画”ベストワンとありますが、“AFI”が選定したものではなく、実際は2014年に、“Rotten Tomatoes”という批評サイトが決めたものです。
“Cinema Classics 2015/シネマ・クラシックス2015”
『 或 る 夜 の 出 来 事 』/『 素 晴 ら し き 哉 、 人 生 ! 』/『 グ レ ン ・ ミ ラ ー 物 語 』/『 オ ー ケ ス ト ラ の 少 女 』
【会場】
札幌プラザ2・5 (旧・東宝プラザ) 地下ホール
(札幌市中央区南2条西5丁目)
【上映時間 3月28日】 開場 09:40
1) 10:00〜11:45 『或る夜の出来事』
2) 12:30〜13:54 『オーケストラの少女』
3) 14:30〜16:40 『素晴らしき哉、人生!』
4) 17:00〜18:55 『グレン・ミラー物語』
【上映時間 3月29日』 開場 09:40
1) 10:00〜11:55 『グレン・ミラー物語』
2) 12:30〜14:40 『素晴らしき哉、人生!』
3) 15:10〜16:34 『オーケストラの少女』
4) 17:00〜18:45 『或る夜の出来事』
* 各作品各日1回ずつの上映/各作品完全入替制/自由席/満席の場合、入場をお断りする場合があります
【鑑賞料金】
1作品券・・・一律 800円 (前売り・当日/一般・シニア共)
学生券・・・500円 (当日のみ/札幌映画サークルは学生に優しいので、低料金で鑑賞できます→学生証をご提示ください)
* 1作品ごとの完全入替制→続けてご覧になる場合も一度退席していただきます)
【前売り券販売】
大丸藤井、道新、教文の各プレイガイドで発売中!
(札幌映画サークルで予約も受付中→Tel・Fax・・・011-747-7314/Eメール・・・sapporocinema@yahoo.co.jp)
【主催】
札幌映画サークル
【後援】
札幌市、札幌市教育委員会
“シネマ・クラシックス2015” 作品紹介その1 『或る夜の出来事』
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“Cinema Classics 2015/シネマ・クラシックス2015”
『 或 る 夜 の 出 来 事 / It Happened One Night』 【1934年8月29日=日本公開】
1934年/アメリカ映画/モノクロ/スタンダード/105分
監督・・・フランク・キャプラ/脚本・・・ロバート・リスキン/原作・・・サミュエル・ホプキンス/製作・・・フランク・キャプラ、ハリー・コーン/音楽・・・ルイス・シルヴァース/撮影・・・ジョセフ・ウォーカー/編集・・・ジーン・ハブリック/配給・・・コロンビア映画
出演・・・クラーク・ゲーブル(ピーター・ウォーン)、クローデット・コルベール(エリー)、ウォルター・コノリー(アンドリュース)、ロスコー・カーンズ(シェプリー)、ジェムソン・トーマス(ウェストリー)、他
ニューヨーク行きの大陸横断バスの中で、
その愛はめばえた___
恋と冒険と夢をのせて、今日も全速力で走って行く!
1934年のアカデミー賞で、主要5部門(作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・脚色賞)を独占する快挙を果たした古典的恋愛コメディの傑作で、フランク・キャプラ監督やクローデッド・コルベール、そしてそれまでパッとしなかったクラーク・ゲイブルの名を一躍有名にした作品。
家出した銀行家の娘とバスで乗り合わせた失業中の新聞記者。意地の張り合い、すれ違いに大笑いする・・・。
おしゃれな台詞、キビキビした物語展開に、キャプラ監督の弾むような演出が光る作品で、トーキー5年目にしてキャプラ監督はトーキーを完全にマスターし、誰よりも鮮やかなストーリー・テラーとしての才能を全開させています。
* 1934年アカデミー賞・・・作品賞・監督賞(フランク・キャプラ)・主演男優賞(クラーク・ゲーブル)・主演女優賞(クローデット・コルベール)・脚色賞(ロバート・リスキン)受賞
“シネマ・クラシックス201” 作品紹介その1 『素晴らしき哉、人生!』
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“Cinema Classics 2015/シネマ・クラシックス2015”
『 素 晴 ら し き 哉 、 人 生 ! / It's a Wonderful Life』 【1954年2月6日=日本公開】
1946年/アメリカ映画/モノクロ/スタンダード/130分
監督・製作・・・フランク・キャプラ/原作・・・フィリップ・ヴァン・ドレン・スターン 「The Greatest Gift」/脚本・・・フランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット、フランク・キャプラ/撮影・・・ジョセフ・ウォーカー、ジョセフ・バイロック/音楽・・・ディミトリ・ティオムキン/編集・・・ウィリアム・ホーンベック/配給・・・RKO
出演・・ジェームズ・ステュアート(ジョージ・ベイリー)、ドナ・リード(メアリー・ハッチ)、ライオネル・バリモア(ヘンリー・ポッター)、ヘンリー・トラヴァース(クラレンス)、トーマス・ミッチェル(ジョージの叔父・ビリー・ベイリー)、ボーラ・ボンディ(ジョージの母親)、フランク・フェイレン(タクシードライバー・アーニー)、ワード・ボンド(警官・バート)、グロリア・グレアム(バイオレット)、他
アメリカでは、不朽の名作として毎年末にTV放映されることから、それまでフランク・キャプラを知らなかった若い世代から再評価され、今ではクリスマスに、この映画が流れるのは定番となり、アメリカで最も親しまれた作品としてよく知られる映画です。
但し、1946年の公開当時は、キャプラ監督作品の集大成として公開されましたが、興行的には惨敗したそうです。
* アメリカ映画協会(AFI)が選ぶ“感動の映画ベスト100”・・・第1位。“アメリカ映画ベスト100”・・・第11位
* 2003年・AFI選定“ヒーローと悪役ベスト100”・・・ジョージ・ベイリー(ヒーロー部門の第9位)/ヘンリー・ポッター(悪役部門の第6位)
* 2008年・AFI選定“10ジャンルのトップ10”・・・ファンタジー部門の第3位
* 2014年・アメリカの大手映画批評サイト“Rotten Tomatoes”選出“2014年版クリスマス映画ベスト25”・・・第1位
“シネマ・クラシックス2015” 作品紹介その1 『グレン・ミラー物語』
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“Cinema Classics 2015/シネマ・クラシックス2015”
『 グ レ ン ・ ミ ラ ー 物 語 / The Glenn Miller Story』 【1954年1月8日=日本公開】
1954年/アメリカ映画/カラー/スタンダード/115分
監督・・・アンソニー・マン/製作・・・アーロン・ローゼンバーグ/脚本・・・ヴァレンタイン・デイヴィス、オスカー・ブロドニー/音楽監督・・・ジョセフ・ガーシェンソン/音楽・・・ヘンリー・マンシーニ/撮影・・・ウィリアム・H・ダニエルズ/編集・・・ラッセル・F・シェーンガース/美術・・・アレクサンダー・ゴリツェン、バーナード・ハーツブラン/装置・・・ラッセル・A・ガウスマン、ジュリア・ヘロン/衣裳・・・ジェイ・A・モーリー・ジュニア/配給・・・ユニバーサル・ピクチャーズ
出演・・・ジェームズ・ステュアート(グレン・ミラー)、
ジューン・アリソン(ヘレン・バーガー)、ハリー・モーガン(チャミー・マグレガー)、チャールズ・ドレイク(ドン・ヘインズ)、ジョージ・トビアス(サイ・シュリブマン)、バートン・マクレーン(ヘンリー・アーノルド将軍)、ルイ・アームストロング(本人)、ベン・ポラック(本人)、ジーン・クルーパ(本人)、他
忘れ得ぬ名曲の数々に彩られた感動ふかき愛の旅路!
一流ジャズ・マンたちの協力を得て創られた音楽映画の傑作!
永遠に輝くグレン・ミラー・サウンドの魅惑!
スウィング・ジャズの創始者、グレン・ミラーの伝記的映画で、妻ヘレンとのラブ・ロマンスを交え、グレン・ミラーが作曲家として名声を博しながらも、突然の飛行機事故で亡くなるまでを描きます。
ジェームズ・ステュアートが、グレン・ミラーを穏やかな人柄で演じ、まさに絶品。
“♪ムーンライト・セレナーデ”、“♪真珠の首飾り”、“♪茶色の小瓶”をはじめとする、彼のさまざまな音楽も効果的に使われています。
* 1954年アカデミー賞・・・録音賞受賞(レスリー・I・ケアリー)
“シネマ・クラシックス2015” 作品紹介その1 『オーケストラの少女』
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“Cinema Classics 2015/シネマ・クラシックス2015”
『 オ ー ケ ス ト ラ の 少 女 / 100 Men And A Girl』 【1937年12月23日=日本公開】
1937年/アメリカ映画/モノクロ/スタンダード/84分
監督・・・ヘンリー・コスター/製作・・・ジョー・パスターナク/脚本・・・ブルース・マニング/チャールズ・ケニヨン、ハンス・クレイリー/撮影・・・ジョセフ・ヴァレンタイン/音楽・・・チャールズ・プレヴィン/配給・・・ユニバーサル・ピクチャーズ
出演・・ディアナ・ダービン(パッツィー)、アドルフ・マンジュー(ジョン)、レオポルド・ストコフスキー(本人)、ユージン・パレット(ジョン・フロスト)、アリス・ブラディ(フロスト夫人)、ミシャ・オウア(マイケル・ボロドフ)、他
人情喜劇を作らせたら一流のH・コスターが監督し、ディアナ・ダービンをドル箱スターにした、アイドル映画のお手本のような作品。
仕事にあぶれた楽団員(A・マンジュー)を父に持つ美声の少女ダービンが、原題にあるように100人にも及ぶ失業楽士を組織し楽団を結成、ストコフスキーを指揮者にカーネギー・ホールでの公演を成功させるまでの奮闘を、挫けそうになっても明るさを失わない少女の前向きさを正面に押し出し、まだ大不況の後遺症から立ち直りきらぬアメリカを励ますように描いています。
大衆的なクラシックの名曲がふんだんに使われ、“椿姫”のダービンの可憐なアリアはなかなかのもの