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活動報告の詳細
8/26 往年の名作『終着駅』上映会を開催します。 (ver. 5) 【終了しました】
2017.06.22
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(c) ブレーントラスト



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“ぴあチケット情報”

[ Pコード 557112 ]



札幌映画サークルは、2017年8月26日(土)、札幌プラザ2・5(2階ホール)において、ハリウッドの映画プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックがイタリアの巨匠、ヴィットリオ・デ・シーカ監督を招いて作り上げた、男女の出逢いと別れを描いた恋愛映画の名作『終着駅/Stazione Termini』(1953)の上映会を開催します。


『 終 着 駅 』
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『 終 着 駅 / S t a z i o n e T e r m i n i 』
      【1953年9月15日/日本公開】


1953年/アメリカ=イタリア合作映画/ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品/89分/モノクロ/スタンダード


“深い人生の悲しみを呑む終着駅。
      激しい恋の二時間に綴る、美しいロマンの香り。”


監督・製作・・・ヴィットリオ・デ・シーカ/脚本・・・チェーザレ・ザヴァッティーニ、ルイジ・キアリーニ、ジョルジオ・プロスペリ、ベン・ヘクト、トルーマン・カポーティ(英語の台詞)/原案・・・チェーザレ・ザヴァッティーニ/製作総指揮・・・デヴィッド・O・セルズニック/音楽・・・アレッサンドロ・チコニーニ/撮影・・・G・R・アルド/編集・・・ジーン・ベイカー、エラルド・デ・ロマ


出演・・・ジェニファー・ジョーンズ(アメリカ人の人妻、メアリー・フォーブス)、モンゴメリー・クリフト(英語教師、ジョヴァンニ・ドリア)、リチャード・ベイマー(メアリーの甥、ポール)、ジーノ・チェルヴィ(署長)、パオロ・ストッパ(セールスマン)、他


< 今ひとたびの恋を求めて
   未練と悲しみが二つの魂にゆれる・・・
      夜の停車場の別離のひととき・・・
         悲恋映画の絶頂をゆく名作 >
             (公開当時のキャッチコピー)


ネオレアリズモを代表するデ・シーカ組の才能に目をつけたセルズニックがロンドンフィルムと提携、デヴィッド・リーン監督の『逢びき/Brief Encounter』(1945)に匹敵するメロドラマを作ろうと、モンゴメリー・クリフトとジェニファー・ジョーンズを擁して作りあげた恋愛映画。

物語の進行と上映時間が一致した実験的な側面も持っています。

夫と子をアメリカに残し、ローマにやってきた一人の女性が、そこで恋に落ちたイタリア青年の懇願を振り切って去って行くまでを、“終着駅”に集うさまざまな人の人生を点描しながら物語ります。

M・クリフト、J・ジョーンズとも彼らのベストの演技。

淡々とした映像が昂まってラストの哀切は、筆舌に尽し難いほど。


* タイトル名いろいろ・・・
“Terminal Station”
“Indiscretion Of An American Wife”


* 第27回(1953年度)キネマ旬報ベスト10 外国映画部門第5位

上映日程
『 終 着 駅 / S t a z i o n e T e r m i n i 』


【開催日】
2017(平成29)年8月26日(土)


【会場】
  札幌プラザ2・5 (旧・東宝プラザ) 2階ホール
      (札幌市中央区南2条西5丁目)


【上映時間】 (開場: 各上映回の20分前)

1) 11:00〜12:30
2) 13:30〜15:00
3) 16:00〜17:30
4) 18:30〜20:00


* 完全入替制/自由席/満席の場合、入場をお断りする場合があります



【鑑賞料金】
大人・・・・前売り 1000円 (当日 1300円)
シニア・・・前売り 1000円 (当日 1000円)
学生(大学生以下)・・・前売り  500円 (当日 500円)
札幌映画サークル会員・・・無料

* シニアは60歳以上、未就学児は無料


【前売り券販売】
チケットぴあ(Pコード…557112)/大丸藤井、道新、教文の各プレイガイドで発売中!


【お問い合わせ】
札幌映画サークル (Tel 011-747-7314) * 留守電対応→お名前と電話番号の録音をお願いします

【予約受付中】
札幌映画サークル 011-747-7314(Tel & Fax)
sapporocinema@yahoo.co.jp(Eメール)
(ふりがなを添えたお名前、電話番号、チケット枚数を記入してください)

* 当日、会場のチケット・カウンターで料金の精算をお願いします

【主催】
札幌映画サークル

【後援】
札幌市

ヴィットリオ・デ・シーカ
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ヴィットリオ・デ・シーカ
  (Vittorio De Sica 1901年7月7日 - 1974年11月13日/満73歳没)

イタリア出身の映画監督・俳優・脚本家

カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭の最高賞に輝き、アカデミー外国語映画賞も受賞。
俳優としてもアカデミー助演男優賞にノミネート。


内戦による恐怖と破壊を経験したあとで未来を築こうとあえいでいたイタリア社会に現れた問題や現実に題材をとった“ネオレアリズモ”を代表する一人として活躍。


【代表作】
『靴みがき/Sciuscià』(1946) * アカデミー外国語映画賞
『自転車泥棒/Ladri Di biciclette』(1948) * アカデミー外国語映画賞
『ミラノの奇蹟/Miracolo A Milano』(1951)
『ウンベルト・D/Umberto D. 』(1951)
『終着駅/Stazione Termini』(1953)
『昨日・今日・明日/Ieri, Oggi, Domani』(1963) * アカデミー外国語映画賞
『ああ結婚/Matrimonio All'Italiana』(1964)
『女と女と女たち/Woman Times Seven』(1967)
『ひまわり/I Girasoli』(1970)
『悲しみの青春/Il Giardino Dei Finzi-Contini』(1971) * アカデミー外国語映画賞

モンゴメリー・クリフト
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モンゴメリー・クリフト
  (Edward Montgomery Clift 1920年10月17日 - 1966年7月23日/満45歳没)

アメリカ・ネブラスカ州オマハ出身の俳優


13歳でブロードウェイの初舞台、以後10年間は舞台で経験を積み、多くの作品で主演を務めた後、二枚目映画俳優として活躍。


【代表作】
『山河遥かなり/The Search』(1948) * アカデミー賞主演男優賞ノミネート
『赤い河/Red River』(1948)
『女相続人/The Heiress』(1949)
『陽のあたる場所/A Place in the Sun』(1951) * アカデミー賞主演男優賞ノミネート
『私は告白する/I Confess』(1953)
『終着駅/Stazione Termini』(1953)
『地上より永遠に/From Here To Eternity』(1953) * アカデミー賞主演男優賞ノミネート
『愛情の花咲く樹/Raintree County』(1957)
『去年の夏 突然に/Suddenly, Last Summer』(1959)
『荒馬と女/The Misfits』(1961)
『ニュールンベルグ裁判/Judgment At Nuremberg』(1961) * アカデミー賞助演男優賞ノミネート

ジェニファー・ジョーンズ
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ジェニファー・ジョーンズ
  (Jennifer Jones, 出生名: Phylis Lee Isley 1919年3月2日 - 2009年12月17日/満90歳没)

アメリカ・オクラホマ州タルサ出身の1940〜1950年代を代表するハリウッド女優


デヴィッド・O・セルズニックに見出され、『聖処女』で本格的映画デビュー(いきなりアカデミー主演女優賞受賞)。以降、セルズニックのバックアップと天性の美貌でハリウッド・スターの名を欲しいままに活躍。


【代表作】
『聖処女/The Song Of Bernadette』(1943) * アカデミー賞主演女優賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)
『君去りし後/Since You Went Away』(1944) * アカデミー賞助演女優賞ノミネート
『ラヴレター/Love Letters』(1945) * アカデミー賞主演女優賞ノミネート
『白昼の決闘/Duel In The Sun』(1946) * アカデミー賞主演女優賞ノミネート
『ボヴァリー夫人/Madame Bovary』(1949)
『黄昏/Carrie』(1952)
『終着駅/Stazione Termini』(1953)
『慕情/Love Is A Many-Splendored Thing』(1955) * アカデミー賞主演女優賞ノミネート
『武器よさらば/A Farewell To Arms』(1957)

映画における“ネオレアリズモ”って?
ネオレアリズモ(イタリア語: Neorealismo)とは、イタリアにおいて、1940年代から1950年代にかけて、特に、映画と文学の分野で盛んになった潮流。

イタリア・ネオリアリズムともいわれる。

リアリズムの方法で現実を描写する傾向は、当時のイタリアで支配的だったファシズム文化への抵抗として、また頽廃主義の克服として、1930年代ごろすでにあらわれ始めた新たな社会参加から生まれた。
知識人は歴史的責任を自ら引き受けなければならず、人々の要求を代弁しなければならないという考え方が、この時期広まっていた。

このため、ネオレアリズモの映画人たちは、日常語を模範とした平易で直接的な言語を採用した。

ネオレアリズモが確固たる地位を得たのは、1943年から1950年にかけてで、この時期は、ファシズムとナチズムに対する抵抗の時期であり、また戦後の混乱期であった。

パルチザン闘争、労働者の要求、市民の暴動といった主題が、この時期のネオレアリズモ映画によく現れる。

この時期の映画は、内戦による恐怖と破壊を経験したあとで未来を築こうとあえいでいたイタリア社会に現れた問題や現実に題材をとっていた。

ネオレアリズモ風の映画を製作した主な映画人としては、ロベルト・ロッセリーニ、ヴィットリオ・デ・シーカ、ルキノ・ヴィスコンティ、また脚本家のチェーザレ・ザヴァッティーニらが有名である。


*代表的な映画
『無防備都市』ロベルト・ロッセリーニ(1945)
『自転車泥棒』ヴィットリオ・デ・シーカ(1948)
『揺れる大地』ルキノ・ヴィスコンティ(1948)

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