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活動報告の詳細
12/01 “札幌映画サークル55周年記念上映第2弾” 『高畑勲監督、ありがとう。』上映会を開催します。 (ver. 4) 【終了しました】
2018.10.23
*
























(C)Nippon Animation Co. LTD. “赤毛のアン(TM)AGGLA”
(C)オープロダクション



<< 緊急のお知らせ・・・上映開始時間の変更 >>


<< 各プレイガイド(大丸藤井/道新/教文)で発売中! >>


札幌映画サークルは、今年、創立55周年となります。

それを記念した“札幌映画サークル 創立55周年記念上映会 第2弾”を11月25日と12月1日に開催します。


そして、12月01日__


『高畑勲監督、ありがとう。』


札幌映画サークルとは、ドキュメンタリー映画『柳川掘割物語』(1987)の上映が縁で三度も来札し、気さくに話してくれました。

高畑さんへの感謝を込めての上映企画としました。

尚、11/25の『KIDS☆CINEMA(こども映画館)』では、高畑勲さん、宮崎駿さん関連作品を3本上映します。



上映作品は___

☆ 『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』(2010)

☆ 『セロ弾きのゴーシュ』(1982)

(各2回ずつ上映)


そして、“高畑勲監督が残してくれたもの”と題した、オープロダクション代表取締役なみき たかしさんのトークイベントと、北海道在住のチェリスト・土田英順さん(元・札響)のチャリティ・コンサートも開催します。
(トークとコンサートは、チケット半券の提示が必要です⇒上映作品のドチラのチケットでもOKです!)


*** 上映開始時間の変更 ***

12:30〜 『セロ弾きのゴーシュ』(終映後、土田英順さんのコンサート付き)は、相当な混雑が予想されます。

当初の予定では、20分の入替時間で、次のプログラムを開始すると告知していましたが、以降の作品上映は、各10分ずつ上映開始時間を順延させていただくことにします。

ご迷惑をおかけしますが、ご了承くださるようお願いします。


上 映 日 程
札幌映画サークル創立55周年記念上映会第2弾 part two


“高畑勲監督、ありがとう。”

『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』
/『セロ弾きのゴーシュ』


【会場】
  札幌プラザ2・5 2階ホール
      (札幌市中央区狸小路5丁目)


【上映時間】 開場時間は上映開始の各20分前
  10:30〜 「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」
  12:30〜 「セロ弾きのゴーシュ」
       上映後、“チェロ弾き英順”チャリティ・コンサート
  15:10〜 「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」
       上映後、なみき たかしさんのトーク
         (上映開始時間変更)
  18:10〜 「セロ弾きのゴーシュ」
         (上映開始時間変更)  


【鑑賞料金】
おとな・・・・・・・・・前売り 1000円(当日 1500円)
60歳以上・・・・・・・・前売り 1000円(当日 1000円)
小学生(幼児無料)・・・前売り  500円(当日 500円)
親子(親1+小学生1)・・前売り 1300円(当日 1500円)
中高・大・専・身障・・・前売り  800円(当日 1000円)

(1作品ごとの完全入替制→続けてご覧になる場合も一度退席していただきます/チケット1枚で1上映のみ有効)


【前売り券販売】
大丸藤井、道新、教文の各プレイガイドで発売中!
(札幌映画サークルで予約も受付中→Tel・Fax・Eメール)


【主催】
札幌映画サークル

【後援】
札幌市、札幌市教育委員会

【お問い合わせ】
札幌映画サークル (札幌市北区北6条西6丁目 第1山崎ビル1F)
Tel:011-747-7314
* 常駐不在・留守番電話対応のため折り返しご連絡します

“高畑勲監督、ありがとう。” 作品紹介 その1 『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』
(C)Nippon Animation Co. LTD. “赤毛のアン(TM)AGGLA”


“楽しもうと決心すれば、
   たいてい いつでも楽しくできるものよ。”


世界中で長く親しまれている原作。
1979年に放映した50話から総集編を作るのではなく、高畑勲監督が監修し、1〜6話に絞って再編集した劇場版。

舞台はカナダ・プリンスエドワード島。
60歳のマシューと妹のマリラは農作業ができる男の子を待っていたが、孤児院から来たのは11歳の女の子アンだった。

二人がすべきことはアンを送り返すことか?

高畑勲監督は、この作品の狙いを次のように表現しています。
「身につまされるのに、笑い出さずにはいられない。すてきなあとあじ。」


『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』


2010年/日本映画/カラー/スタンダード/モノラル/100分


監督・脚本・・・高畑勲/原作・・・L. M. モンゴメリー/画面設定・・・宮崎駿/作画・・・近藤喜文/プロデューサー・・・中島順三、遠藤重夫/製作・・・本橋浩一/製作管理・・・高桑充/制作・・・日本アニメーション

声の出演・・・山田栄子(アン)、北原文枝(マリラ)、槐柳二(マシュー)、羽佐間道夫(ナレーター)、他

“高畑勲監督、ありがとう。” 作品紹介 その2 『セロ弾きのゴーシュ』
(C)オープロダクション


“人と動物と自然の交響楽”


作画会社のオープロダクションが、宮沢賢治の名作を日本を舞台に制作したアニメーション。

田舎町のオーケストラでセロを弾く青年ゴーシュはなぜか、うまく弾けない。
楽長に叱られ、家で独り練習をしていると、猫が入ってきて話しかけてくる。

セロを弾く動きは実際の演奏を再現している。
作画の才田俊次、背景の椋尾篁(むくお・たかむら)、各パートはほぼ一人で描き上げた。

岩城宏之指揮のN響が演奏するベートーヴェンの「♪田園」が響く。

1981年度 大藤信郎賞受賞


『セロ弾きのゴーシュ』


1982年/日本映画/カラー/ビスタサイズ/モノラル/63分


監督・脚本・・・高畑勲/監修・題字・・・宮澤清六/監修・・・堀尾青史、天沢退二郎/企画:小松原一男/キャラクターデザイン・原画・・・才田俊次/美術・・・椋尾篁/音楽・・・間宮芳生/「♪田園」演奏・・・間宮芳生指揮・東京室内楽協会、岩城宏之指揮・NHK交響楽団/製作・・・村田耕一/制作・・・オープロダクション

声の出演・・・佐々木秀樹(ゴーシュ)、雨森雅司(楽長)、白石冬美(ねこ)、肝付兼太(かっこう)、高橋和枝(子だぬき)、よこざわけい子(野ねずみの子・ヴィオラの娘)、他

高畑勲監督について・・・
スタジオジブリで『火垂るの墓』や『かぐや姫の物語』などを監督した高畑勲さんが2018年4月5日、82歳で亡くなられました。

『太陽の王子 ホルスの大冒険』から始まった宮崎駿さんとの共同作業は多くの傑作を生み、こども向けとみられていたアニメーションを、ロケハンや徹底した原作の読み込みを通して大人もうならせる表現に高めました。

札幌映画サークルとは、『柳川掘割物語』上映が縁で3度も来札し、気さくに話してくれました。
高畑さんへの感謝を込めての上映企画です。


* 11/25(日)の“こども映画館 KIDS☆CINEMA”では、高畑勲さん、宮崎駿さん関連作品を3本上映します


<写真説明>
2013年12月7日に開催した『柳川掘割物語』上映会に来ていただいた高畑監督。
上映会終了後の懇親会で、公開中だった『かぐや姫の物語』の人形を飾った菓子皿を手にした懐かしい写真です。


【TVアニメーション作品】
『狼少年ケン』(1963〜1965/演出)
『ルパン三世 第1シリーズ』(1971〜1972/演出)
『アルプスの少女ハイジ』(1974/演出)
『母をたずねて三千里』(1976/演出)
『赤毛のアン』(1979/脚本・演出)
『じゃりン子チエ』(1981〜1983/総監督)

【劇場作品】
『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968/演出)
『パンダコパンダ』(1972/演出)
『パンダコパンダ 雨降りサーカスの巻』(1972/演出)
『じゃりン子チエ』(1981/脚本・監督)
『セロ弾きのゴーシュ』(1982/脚本・監督)
『柳川堀割物語』(1987/脚本・監督→本作のみ実写)
『火垂るの墓』(1988/脚本・監督)
『おもひでぽろぽろ』(1991/脚本・監督)
『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994/原作・脚本・監督)
『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999/脚本・監督)
『かぐや姫の物語』(2013/原案・脚本・監督)


緻密な構成力を有し、アニメーションでありながら、リアルで自然な説得力のある世界観を追求している。演出家であるものの、絵は描かず、制作の際は口述や筆記によって自身の演出プランを展開させ、それを作画技術を持つスタッフが絵コンテにまとめるという形式をとっています。

しかしながら、制作のスピードに関しては、宮崎駿曰く・・・「パクさんはナマケモノの子孫です」と譬えるほどの遅筆。

チェロで被災者支援 土田英順さん “チェロ弾き英順 チャリティ・コンサート”
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ボストン交響楽団や日本フィル、新日本フィルなどで小澤征璽はじめ世界の大指揮者らと共演し、札響では首席チェリストとして活躍した。
2011年の東日本大震災直後から道内・道外各地に足を運んで支援募金コンサートを続け、9月末で423回を数えた。

被災地コンサートは90回。
募金は道新ブログ“ボストンバッグにチェロと酒”に公開中。
募金口座“じいたん子ども基金”も開設している。

会場では、CDと著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」も販売します。

高畑勲監督が残してくれたもの  アニメーション作家・なみき たかしさんトーク
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1952年、埼玉県生まれ。
高校生の時にプロアニメーターの集まりであるアニドウに参加。
オープロダクションで『アルプスの少女ハイジ』、『母をたずねて三千里』等のアニメーターとして働く。

日本最初のアニメーション専門誌「ファントーシュ」創刊。
「FILM 1/24 別冊未来少年コナン」、「川本喜八郎:三国志百態」、「世界アニメーション世界史」等を編集・出版。

1999年、アヌシー国際アニメーション・フェスティバルで国際審査員を務める。

オープロダクション代表取締役。

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