9/29 第2回“シネマ・クラシックス2012”を開催します。 (ver. 5) 【終了しました】
2012.08.07
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【“ネット・クーポン”のお知らせ】
このトップページを印刷または画面表示された時に、前売り料金でご入場していただくことが出来ますので、どうぞご利用ください。
【お詫び】
先に発表されていた一部の情報と上映時間が変更しています。お間違えのないようにご注意くださるようお願いします。
札幌映画サークルは、本年2月に開催し、ご好評を得た『シネマ・クラシックス2012』の第2回目を2012年9月29日(土)、札幌プラザ2・5(2階ホール)で開催し、往年の外国映画4本を上映します。
“貧困と差別、野望と挫折 闘う男たちのドラマ”をテーマとした今回の上映作品は、以下の4本です。
☆ 『怒りの葡萄/The Grapes Of Wrath』 (1940/ジョン・フォード監督)
☆ 『市民ケーン/Citizen Kane』 (1941/オーソン・ウェルズ監督)
☆ 『紳士協定/Gentleman's Agreement』 (1947/eエリア・カザン監督)
☆ 『アラバマ物語/To Kill A Mockingbird』 (1962/ロバート・マリガン監督)
上映する各作品の紹介は、下記に掲載してある“シネマ・クラシックス2012 作品紹介・その1〜4”に掲載しています。
“Cinema Classics 2012, Vol. 2/第2回シネマ・クラシックス2012”
『 怒 り の 葡 萄 』/『 市 民 ケ ー ン 』/『 紳 士 協 定 』/『 ア ラ バ マ 物 語 』
【会場】
札幌プラザ2・5 (旧・東宝プラザ2階ホール)
(札幌市中央区南2条西5丁目)
【上映時間】 開場時間 10:00
1) 10:20〜12:29 『怒りの葡萄』
2) 13:00〜14:59 『市民ケーン』
3) 15:30〜17:28 『紳士協定』
4) 18:00〜20:09 『アラバマ物語』
* 各作品1回のみの上映/各作品入替制
【鑑賞料金】
1作品券・・・一律 700円 (前売り・当日共)
2作品券・・・1000円 (当日券なし、前売り・予約・ネットクーポンのみ/お好きな2本を鑑賞出来ます)
* 1作品ごとの完全入替制→続けてご覧になる場合も一度退席していただきます)
【前売り券販売】
大丸藤井、道新、教文の各プレイガイドで発売中!
(札幌映画サークルで予約も受付中→Tel・Fax・Eメール)
【主催】
札幌映画サークル
【後援】
札幌市、札幌市教育委員会
“シネマ・クラシッス2012” 作品紹介その1 『怒りの葡萄』
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“Cinema Classics 2012/シネマ・クラシックス2012”
『 怒 り の 葡 萄 / The Grapes Of Wrath 』 【1963年1月12日日本公開】
1940年/アメリカ映画/モノクロ/スタンダード/129分
監督・・・ジョン・フォード/原作・・・ジョン・スタインベック/脚本・・・ナナリー・ジョンソン/製作・・・ダリル・F・ザナック/音楽・・・アルフレッド・ニューマン/撮影・・・グレッグ・トーランド/編集・・・ロバート・L・シンプソン
出演・・・ヘンリー・フォンダ(トム・ジョード)、ジェーン・ダーウェル(トムの母)、ジョン・キャラダイン(ケーシー)、チャーリー・グレープウィン、ドリス・ボードン、ラッセル・シンプソン、メエ・マーシュ、ウォード・ボンド、フランシス・フォード、他
1939年に発表されたジョン・スタインベックの同名小説(ピューリッツァ賞受賞)の映画化作品で、1930年代半ばの中西部の大飢饉を題材に、あからさまにニューディール政策の側に立って、苦闘を強いられるアメリカ農民の詩を謳う、ジョン・フォード監督反骨のリアリズム。いつものユーモアは微塵もなく、真の逆境で生きる困難を切々と訴えています。
* 1940年(第13回)アカデミー賞受賞
監督賞 (ジョン・フォード)
助演女優賞 (ジェーン・ダーウェル)
“シネマ・クラシッス2012” 作品紹介その2 『市民ケーン』
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“Cinema Classics 2012/シネマ・クラシックス2012”
『 市 民 ケ ー ン / Citizen Kane 』 【1966年6月14日日本公開】
1941年/アメリカ映画/モノクロ/スタンダード/119分
監督・製作・・・オーソン・ウェルズ/脚本・・・ハーマン・J・マンキーウィッツ、オーソン・ウェルズ/音楽・・・
バーナード・ハーマン/撮影・・・グレッグ・トーランド/編集・・・ロバート・ワイズ/美術・・・ヴァン・ボスト・ボルグレイス、ペリー・ファーガソン/特撮・・・ヴァーノン・L・ウォーカー/衣裳・・・エドワード・スティーヴンソン
出演・・・オーソン・ウェルズ(チャールズ・フォスター・ケーン)、ジョセフ・コットン(ジェデッドアイア・リーランド)、ドロシー・カミンゴア(スーザン・アレキサンダー)、エヴェレット・スローン(バーンステイン)、アグネス・ムーアヘッド(ケーン夫人)、ルース・ウォリック(エミリー・ノートン)、レイ・コリンズ(ジェームス・W・ゲティス)、アースキン・サンフォード、ウィリアム・アランド、ポール・スチュワート、ジョージ・クールリス、他
制作開始当時24歳だったオーソン・ウェルズの処女作で、彼が監督・製作・脚本・主演を務めています。新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの生涯をスキャンダラスに描いて物議を醸しました。
撮影技法、プロット構成、音響効果などさまざまな点で革新的だった映画であり、後世の映画製作に絶大な影響を与えました。
* 1941年(第14回)アカデミー賞受賞
脚本賞 (・ハーマン・J・マンキーウィッツ、オーソン・ウェルズ)
* 1941年度ニューヨーク映画批評家協会賞 最優秀作品賞
* 1966年キネマ旬報ベスト10 外国映画部門第2位
* イギリス映画協会選出世界映画史上作品ベスト10 第1位 (1962年、1972年、1982年、1992年、2002年)
* アメリカ映画協会選出アメリカ映画ベスト100 第1位 (1998年、2007年)
“シネマ・クラシッス2012” 作品紹介その3 『紳士協定』
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“Cinema Classics 2012/シネマ・クラシックス2012”
『 紳 士 協 定 / Gentleman's Agreement 』 【1987年10月9日日本公開】
1947年/アメリカ映画/モノクロ/スタンダード/118分
監督・・・エリア・カザン/原作・・・ローラ・Z・ボブスン/脚本・・・モス・ハート/製作・・・ダリル・F・ザナック/音楽・・・アルフレッド・ニューマン/撮影・・・アーサー・C・ミラー/編集・・・ハーモン・ジョーンズ
出演・・・グレゴリー・ペック(フィリップ)、ドロシー・マクガイア(キャシー)、ジョン・ガーフィールド(デイヴ)、セレステ・ホルム(アン)、アルバート・デッカー(ジョン)、ジェーン・ワイアット(ジェーン)、アン・リヴェール(グリーン夫人)、ジューン・ハヴォック(エレイン)、他
ローラ・Z・ボブスンのベストセラー小説に基づき高名な劇作家モス・ハートが脚色、社会派の監督エリア・カザンが監督した作品で、多民族国家によって構成されたアメリカ社会での民族間の反目や排他感情のなかで、白人の黒人に対する差別やアンチ・セミティズム(ユダヤ人排斥感情)は、当時根深いものがありました。
特に、ユダヤ人排斥の事実や運動を映画に取り上げることは長いことタブーとされていましたが、『紳士協定』はその問題をテーマにした初めての作品です。
* 1947年(第20回)アカデミー賞受賞
作品賞
監督賞 (エリア・カザン)
助演女優賞 (セレステ・ホルム)
* 1987年キネマ旬報ベスト10 外国映画部門第29位
“シネマ・クラシッス2012” 作品紹介その4 『アラバマ物語』
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“Cinema Classics 2012/シネマ・クラシックス2012”
『 ア ラ バ マ 物 語 / To Kill A Mockingbird 』 【1963年6月22日日本公開】
1962年/アメリカ映画/モノクロ/スタンダード/129分
監督・・・ロバート・マリガン/脚本・・・ホートン・フート/原作・・・ハーパー・リー/製作・・・アラン・J・パクラ/音楽・・・エルマー・バーンスタイン/撮影・・・ラッセル・ハーラン/編集・・・アーロン・ステル
出演・・・グレゴリー・ペック(アティカス)、メアリー・バダム(スカウト)、フィリップ・アルフォード(ジェム)、ジョン・メグナ(ディル)、ブロック・ピータース(トム)、ロバート・デュヴァル(ブー・ラドレー)、フランク・オーヴァートン(ヘック・テイト)、ローズマリー・マーフィ(モーディ・アトキンソン)、ポール・フィックス、コリン・ウィルコックス、アリス・ゴーストリー、ウィリアム・ウィンダム、他
1960年に発表されたハーパー・リーの自伝的小説「ものまね鳥を殺すには」(ピューリッツァ賞受賞)の映画化作品で、人種的偏見が根強く残るアメリカ南部で、白人女性への暴行容疑で逮捕された黒人青年の事件を担当する弁護士アティカス・フィンチの物語。
当時の出来事を、後に成長した娘のスカウトが回想するという形式をとっています。
物語は、アティカスが担当した裁判を中心に展開しますが、この作品は単なる法廷ドラマに終わらず、子供の視点から見た大人の世界や、周囲の人々に対する純粋な好奇心などをノスタルジックに描いています。
* 1962年(第35回)アカデミー賞受賞
脚色賞 (ホートン・フート)
主演男優賞 (グレゴリー・ペック)
白黒部門美術賞 (ヘンリー・バムステッド、アレクサンダー・ゴリッツェン、オリバー・エマート)
* 1962年(第20回)ゴールデングローブ賞受賞
ドラマ部門主演男優賞 (グレゴリー・ペック)
作曲賞 (エルマー・バーンスタイン)
* 1963年(第16回)カンヌ国際映画祭受賞
ゲイリー・クーパー賞 (ロバート・マリガン)
* 1963年キネマ旬報ベスト10 外国映画部門第15位
Cinemaにまつわる裏話・・・ (from Wikipedia)
『怒りの葡萄』
原作を読んで深く感銘したヘンリー・フォンダは、どうしてもトム・ジョード役をやりたいと熱望し、そのようなフォンダに対してザナックはトム・ジョード役をエサに7年もの長期契約を提示した。フォンダは長期間縛られることを嫌っていたが、トム・ジョードを演じるという目的のために7年契約を受け入れた。その結果、映画の影響もあり、フォンダはアメリカを代表するタフ・ガイとみなされるようになったが、反面、スタジオに長期契約で縛られ、俳優として脂の乗った時期を不本意に過ごさざるを得なくなってしまった。
『市民ケーン』
作品のキー・アイテムである“Rose Bud”(予備)は、現在スティーヴン・スピルバーグが所有しています。
映画に出て来る新聞社は、USJのニューヨーク・エリアにカラーで再現されています。
日本公開は、制作から25年経過した1966年でしたが、劇場公開より前にNHKでオンエアされました(1961年1月19日)。