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活動報告の詳細
7/01~03 “活動大寫眞・活弁 麻生八咫・小八咫 親子活弁20周年記念”上映会を開催します。 (ver. 4) 【終了しました】
2016.05.01
*

























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札幌映画サークルは、2016年7月1〜3日(金〜日)の三日間、札幌プラザ2・5(地下ホール)で、“活動大寫眞・活弁”の上映会(全5プログラム)を開催します。
(すべて35?フィルムで上映します)



“活動大寫眞・活弁 麻生八咫・小八咫 親子活弁20周年記念”



“活動大寫眞・活弁”
     ___今回上映するプログラムは、次の通りです。


(1) 『御誂治郎吉格子(おあつらえじろきちこうし)』(1931・昭和6年)
     (日活太秦/60分/白黒/サイレント/伊藤大輔監督)

(2) 『番場の忠太郎 瞼の母』(1931・昭和6年)
     (千恵蔵プロ/64分/白黒/サイレント/稲垣浩監督)

(3) 『瀧の白糸』(1933・昭和8年)(昨年に引き続きアンコール上映)
     (入江ぷろだくしょん/105分/白黒/サイレント/溝口健二監督)

(4) “大藤信郎監督のアニメーション特集 7作品”
     「のろま爺」/「西遊記」/「蜘蛛の絲」/「雪の夜の夢」
     /「KUJIRA くじら」/「団子兵衛 捕物帖 開けーごま」
     /「YUUREI SEN 幽霊船」

(5) 『ゆめまち観音』(2008・平成20年) * 北海道初上映!
     (江戸ネット/75分/カラー/ビスタサイズ/Dolby SR
           /三遊亭あほまろ(工藤裕司)監督) 


上映日程・鑑賞料金
*

























“ 活 動 大 寫 眞 ・ 活 弁
麻 生 八 咫 ・ 小 八 咫  親 子 活 弁 2 0 周 年 記 念 ”


『 御 誂 治 郎 吉 格 子 』 / 『 番 場 の 忠 太 郎  瞼 の 母 』 / 『 瀧 の 白 糸 』 / 『 大 藤 信 郎 監 督 の ア ニ メ ー シ ョ ン 特 集  7 作 品 』 / 『 ゆ め ま ち 観 音 』



【会場】
  札幌プラザ2・5 (旧・東宝プラザ) 地下ホール
      (札幌市中央区南2条西5丁目)

【上映時間 7月1日(金)】 開場 13:15(各上映の15分前)
   1) 13:30〜 『瀧の白糸』 弁士・麻生八咫
   2) 18:30〜 薩摩琵琶 演奏「平家物語」(予定)
              楽士・後藤幸浩
   3) 19:00〜 『ゆめまち観音』 弁士・麻生子八咫
   **  20:20〜 解説 講師・三遊亭あほまろ、麻生子八咫

【上映時間 7月2日(土)】 開場 10:15(各上映の15分前)
   1) 10:30〜 『御誂治郎吉格子』 弁士・麻生八咫
   2) 13:00〜 『ゆめまち観音』 弁士・麻生子八咫
   **  14:30〜 特別企画・活弁トーク 進行・楢部一視
              出演・麻生八咫、麻生子八咫、三遊亭あほまろ
   3) 17:00〜 『番場の忠太郎 瞼の母』
              弁士・麻生八咫 楽士・後藤幸浩
   4) 19:00〜 『大藤信郎監督アニメーション特集 7作品』

【上映時間 7月3日(日)】 開場 10:15(各上映の15分前)
   1) 10:30〜 『番場の忠太郎 瞼の母』
              弁士・麻生八咫 楽士・後藤幸浩
   2) 12:45〜 『大藤信郎監督アニメーション特集 7作品』
   3) 14:30〜 『御誂治郎吉格子』 弁士・麻生八咫
   4) 16:30〜 『ゆめまち観音』 弁士・麻生子八咫
   **  17:20〜 解説 講師・三遊亭あほまろ、麻生子八咫
   5) 19:00〜 『瀧の白糸』 弁士・麻生八咫

* 1作品ごとにチケットが必要です/各作品完全入替制/自由席/満席の場合、入場をお断りする場合があります

* 解説・特別企画は、半券のご提示で入場していただけます



【鑑賞料金】
一般・シニア(各作品ごとに)・・・・・前売り 1600円 (当日 2000円)
札幌映画サークル会員・大学生以下・・・前売り 1000円 (当日 1300円)


* シニア券の扱いはありません
* 1作品ごとの完全入替制 (続けてご覧になる場合も、一度退席していただきます)

【前売り券販売】
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(札幌映画サークルで予約も受付中→Tel・Fax・・・011-747-7314/Eメール・・・sapporocinema@yahoo.co.jp)

【主催】
札幌映画サークル

【フィルム提供】
東京国立近代美術館フィルムセンター、日活、映像文化製作者連盟、江戸ネット

【協力】
あそう活弁、江戸ネット、東宝プラザ2・5

【後援】
北海道、北海道教育委員会、札幌市、札幌市教育委員会

作品紹介その1 『御誂治郎吉格子』
* サイレント末期における秀作時代劇__


『 御 誂 治 郎 吉 格 子 』

活動写真弁士・・・麻生八咫

1931(昭和6)年/日活太秦/60分/白黒/サイレント

監督・・・伊藤大輔/脚本・・・伊藤大輔/原作・・・吉川英治「治郎吉格子」/撮影・・・唐澤弘光

出演・・・大河内傳次郎、伏見直江、伏見信子、高瀬実乗、他


江戸を追われた鼠小僧、治郎吉が流れ流れて浪速の巷へ・・・。
そこで出会った二人の女、お仙とお善乃。初めて知った純な恋。
それも束の間、治郎吉に追手の御用提灯が迫る。


【上映時間】
7月2日(土) 10:30〜
7月3日(日) 14:30〜

【鑑賞料金】
一般・シニア  前売り 1600円 (当日 2000円)
札幌映画サークル会員・大学生以下 前売り 1000円(当日 1300円)


【『御誂治郎吉格子』の効果音について  選曲・東條秀声】

1) “ホフマンの舟唄” (J・オッフェンバック)
2) “春に寄す” (グリーグ)
3) “ソナタ 月光” (ベートーヴェン)
4) “乙女の祈り” (ボンダジェフスカ)
5) “死者の会話” (ムソルグスキー)
6) “トロイメライ” (シューマン)
7) “黒猫”
8) “ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)” (ヘンデル)
9) “弦楽四重奏”
10) “セレナード”

作品紹介その2 『番場の忠太郎 瞼の母』
*













* 長谷川伸の同名戯曲の映画化__


『 番 場 の 忠 太 郎  瞼 の 母 』

活動写真弁士・・・麻生八咫/楽士・・・後藤幸浩

1931(昭和6)年/千恵蔵プロ/64分/白黒/サイレント

監督・・・稲垣浩/脚本・・・稲垣 浩/原作・・・長谷川伸/ 撮影・・・石本秀雄

出演・・・片岡千恵蔵、常盤操子、山田五十鈴、他


番場の忠太郎が幼くして別れた母を求めてさすらう股旅もの。
当時としては珍しいチャンバラのない時代劇、原戯曲に非常に忠実なシナリオで、しかも舞台的な渋滞を感じさせないリズミカルな情感のある演出があざやか。


【上映時間】
7月2日(土) 17:00〜
7月3日(日) 10:30〜

【鑑賞料金】
一般・シニア  前売り 1600円 (当日 2000円)
札幌映画サークル会員・大学生以下 前売り 1000円(当日 1300円)

作品紹介その3 『瀧の白糸』
*






















* 溝口健二監督のサイレント期の代表作のひとつ__


『 瀧 の 白 糸 』 (最長版・一部デジタル復元版)

活動写真弁士・・・麻生八咫 (効果音CD)

1933(昭和8)年/入江ぷろだくしょん/105分/白黒/サイレント

監督・・・溝口健二/脚本・・・東坊城恭長、他/原作・・・泉鏡花「義血侠血」/撮影・・・三木茂

出演・・・入江たか子、岡田時彦、菅井一郎、村田宏寿、浦辺粂子、他


水芸の太夫・滝の白糸は、愛する青年が法律の道へ進むための学資を出し、献身的につくすが、一途な白糸を皮肉な運命が待ち構えていた・・・。

昨年に引き続き、アンコール上映。


【上映時間】
7月1日(金) 13:30〜
7月3日(日) 19:00〜

【鑑賞料金】
一般・シニア  前売り 1600円 (当日 2000円)
札幌映画サークル会員・大学生以下 前売り 1000円(当日 1300円)



【『瀧の白糸』の効果音について  選曲・東條秀声】

1) “クシコスの郵便馬車” (アンダーソン)
2) “≪道化師≫ギャロップ” (カバレフスキー)
3) “ラルゴ” (ヘンデル)
4) “管弦楽組曲 第3番より アリア(G線上のアリア)” (J. S. バッハ)
5) “メヌエット” (ボッケリーニ)
6) “ソルヴェイグの歌” (グリーグ)
7) “子守唄 ” (ブラームス)
8) “幻想即興曲” (ショパン)
9) “思い出” (ドルドラ)
10) “ユーモレスク” (ドボルザーク)
11) “ツィゴイネルワイゼン” (サラサーテ)
12) “アヴェ・マリア” (シューベルト)

※昭和57(1982)年6月20日(日)、道新ホールにて開催した<札幌市民劇場 “青春の活動大写真・活弁”>で、『瀧の白糸』を、弁士.東條秀声さんの選曲の元に上映。その時の効果音を参考に、昨年CDに再収録。

作品紹介その4 『大藤信郎監督のアニメーション 7作品』
*

























* 日本アニメーションの先駆者__


『 大 藤 信 郎 監 督 の ア ニ メ ー シ ョ ン  7 作 品 』


「のろまな爺」
   1924(大正13)年/千代紙映画社/3分/白黒/一部染色/サイレント

「切紙細工 西遊記 孫悟空物語」
   1926(昭和元)年/千代紙映画社/5分/白黒/一部染色/サイレント

「蜘蛛の絲」
   1946(昭和21)年/三幸スタジオ/10分/白黒/トーキー

「影絵漫画 雪の夜の夢」
   1947(昭和22)年/千代紙映画社/9分/白黒/トーキー

「KUJIRA くじら」
   1953(昭和28)年/大藤スタジオ/9分/カラー/トーキー

「団子兵衛 捕物帖 開けーごま」
   1952(昭和27)年/千代紙映画社/10分/白黒/トーキー

「YUUREI SEN 幽霊船」
   1956(昭和31)年/大藤スタジオ/11分/カラー/トーキー



【大藤信郎監督】
大藤信郎(おおふじ のぶろう) 1900年・東京都浅草生まれ

戦前期には江戸千代紙を用いた切り絵アニメーション、戦後は影絵と色セロファンを用いたアニメーションを個人で制作し、日本のアニメーターとして初めて国際的な評価を受けた。
中でも、1953年にカンヌ国際映画祭短篇部門に出品した『KUJIRA くじら』(1952)は上映会場で画家パブロ・ピカソにも絶賛された。
没後、大藤の唯一の遺族である姉が毎日映画コンクールへ遺産を寄託し、“大藤信郎賞”(1962)に設けられた。
日本のアニメで最も権威のある賞で、手塚治虫や宮崎駿、高畑勲らと、日本を代表するアニメーション監督が受賞している。



【上映時間】
7月2日(土) 19:00〜
7月3日(日) 12:45〜

【鑑賞料金】
一般・シニア  前売り 1600円 (当日 2000円)
札幌映画サークル会員・大学生以下 前売り 1000円(当日 1300円)
作品紹介その5 『ゆめまち観音』
*






















* 浅草を舞台にしたジオラマ映画 【北海道初上映!】__


『 ゆ め ま ち 観 音 』

活動写真弁士・・・麻生子八咫

2008(平成208)年/江戸ネット/75分/カラー/ビスタサイズ/Dolby SR

監督・・・三遊亭あほまろ(工藤祐司)/ジオラマ制作・・・山本高樹/制作協力・・・円谷プロ/音楽・・・なぎら健壱、浅草ジンタ、辻香織、バンバンバザール

声の出演・・・金月真美、三遊亭小円歌、小松里歌、青空球児、他


美しいジオラマで綴る
     下町に生きた女たちの物語__


【上映時間】
7月1日(金) 19:00〜
7月2日(土) 13:00〜
7月3日(日) 16:30〜

【鑑賞料金】
一般・シニア  前売り 1600円 (当日 2000円)
札幌映画サークル会員・大学生以下 前売り 1000円(当日 1300円)

ゲスト・プロフィル・・・麻生八咫 & 麻生子八咫
“活動写真弁士  麻生 八咫(あそう やた)”

1952年生まれ。
獨協大学卒業後、一人芝居「日傘と剃刀」を日本全国で400回以上公演。
徳川無声と共に活躍した最後の弁士・池俊行氏の活弁「坂本龍馬」との感動の出会いにより活弁士となる。

1995年、イタリア・パルマ市にて文化庁主催「ジャパン映画フェスティバル」で活弁公演。

1998年、活弁界初の文部大臣賞受賞。
2004年、埼玉坂本龍馬会会長就任。
2005年、浅草で活弁教室始まる。

世界一周の船上公演でも活躍。活弁公演・活弁教室を全国展開中。
著作(麻生八咫・子八咫共著)「映画ライブそれが人生」(高木書房)



“活動写真弁士  麻生 子八咫(あそう こやた)”

1985年生まれ。

父・八咫の公演を観て育ち、10歳で浅草木馬座よりデビュー。

2003年 第48回文部科学大臣杯全国青年弁論大会にて文部科学大臣賞受賞

2016年 現在、東京大学大学院博士課程在学中。

ゲスト・プロフィル・・・楽士・後藤幸浩
*















“楽士  後藤幸浩” (薩摩琵琶・ギター)

江戸時代から伝わる4弦4柱の薩摩琵琶を弾き語る。
5弦薩摩琵琶の水島結子とのデュオ活動でも知られる。

ゲスト・プロフィル・・・三遊亭あほまろ(工藤裕司)
*






















1947年、ニセコ町出身。日本大学理工学部卒業。

1973年、有限会社ハドソン(株式会社ハドソン)を設立し、社長に就任。

在職中は、主にゲームの企画・開発部門を担当し、多数の名作を世に送り出す。

2007年、退任。

三遊亭あほまろは、三遊亭圓歌師匠より授かったペンネームだが、落語家ではない。

庶民文化研究家、写真家、ゆめ町劇場小家主。

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