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活動報告の詳細
10/21 恒例イベント “日本映画名作祭2017(黒澤明Selection)”を開催します。 (ver. 4) 【終了しました】
2017.09.06
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“ぴあチケット情報”

[ Pコード 467387 ]



札幌映画サークルは、2017年10月21日(土)、札幌プラザ2・5(2階ホール)において、恒例になっている“日本映画名作祭2017”を開催し、日本映画の名作を上映します。

今年は、“黒澤明Selection”と題し、『羅生門』(1950)と『乱』(1985)の2本を上映します。


『羅生門』は、“デジタル完全版”を上映します。
『乱』は、“4Kデジタル修復版”を上映します。

札幌プラザ2・5の上映設備は“2K仕様”ですが、35mmフィルムと比較すれば格段に高精細な映像と音声で作品を鑑賞することが出来ます。



“黒澤明監督SELECTION”

『羅生門 デジタル完全版』
『乱 4Kデジタル修復版』



黒澤明監督の2本の名作・・・ご堪能ください。


上映する各作品の紹介は、下記に掲載してある“日本映画名作祭2017 作品紹介・その1〜2”に掲載しています。


上映日程
“日本映画名作祭2017 黒澤明監督SELECTION”


『 羅 生 門 』/『 乱 』


【会場】
  札幌プラザ2・5 2階ホール
      (札幌市中央区狸小路5丁目)


【上映時間】 開場時間は上映開始の各20分前
     10:30〜11:58 「羅生門」
     12:30〜15:12 「乱」(上映前にミニ・トークあり)
     16:00〜17:28 「羅生門」
     18:00〜20:42 「乱」(上映前にミニ・トークあり)


【鑑賞料金】
大人・・・・1000円(当日 1300円)
シニア・・・1000円(当日共)
学生・・・・500円(当日共)
(1作品ごとの完全入替制→続けてご覧になる場合も一度退席していただきます)

【前売り券販売】
チケットぴあ(Pコード...467387)/大丸藤井、道新、教文の各プレイガイドで発売中!
(札幌映画サークルで予約も受付中→Tel・Fax・Eメール)


【主催】
札幌映画サークル

【後援】
札幌市、札幌市教育委員会

【お問い合わせ】
札幌映画サークル (札幌市北区北6条西6丁目 第1山崎ビル1F)
Tel:011-747-7314
* 常駐不在・留守番電話対応のため折り返しご連絡します


ご購入後の変更・返金は一切いたしません。

入場券の再発行はいたしません。

“日本映画名作祭2017 黒澤明監督Selection 作品紹介その1” 『羅生門』
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“日本映画名作祭2017 黒澤明監督SELECTION”


☆ 『 羅 生 門 』 【1950年8月26日 日本公開】


“むせかえる真夏の草いきれの中で繰り展げられる
     盗賊と美女とその夫の、息詰まるような愛慾絵巻!”
            (封切り当時のキャッチ・コピー)  


1950年/大映京都/モノクロ/スタンダードサイズ /モノラル/88分/Blu-ray


黒澤明監督作品(映画藝術協会)/製作・・・箕浦甚吾/企画・・・本木荘二郎(映画藝術協会)/原作・・・芥川龍之介/脚本・・・黒澤明、橋本忍/撮影・・・宮川一夫/音楽・・・早坂文雄/美術・・・松山崇/照明・・・岡本健一/録音・・・大谷巌/編集・・・西田重雄/助監督・・・加藤泰/記録・・・野上照代

出演・・・三船敏郎(盗賊・多襄丸)、森雅之(旅の武士・金沢武弘)、京マチ子(金沢の妻・真砂)、志村喬(杣(そま)売り)、千秋実(旅法師)、上田吉二郎(下人)、本間文子(巫女)、加東大介(放免)、他


芥川龍之介の短編小説「藪の中」と「羅生門」を原作に、橋本忍と黒澤が脚色し、黒澤がメガホンを取った。

舞台は平安時代の乱世で・・・ある殺人事件の目撃者や関係者がそれぞれ食い違った証言をする姿をそれぞれの視点から描き、人間のエゴイズムを鋭く追及した作品。

宮川一夫が担当した撮影は、自然光を生かすためにレフ板を使わず鏡を使ったり、当時はタブーとされてきた太陽に直接カメラを向けるという撮影[フィルムが焼けてしまう為]を行ったり、その画期的な手法でモノクロ映像の美しさを極限に映し出しています。


* 1950年 第24回キネマ旬報ベスト10 日本映画部門第5位
* 1951年 ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞/イタリア批評家賞
* 1951年 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 監督賞/外国語映画賞
* 1951年 アカデミー賞 名誉賞
* 1952年 アカデミー賞 美術監督賞(白黒部門)

“日本映画名作祭2017 黒澤明監督Selection 作品紹介その2” 『乱』
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“日本映画名作祭2017 黒澤明監督SELECTION”


☆ 『 乱 』 【1985年6月01日 日本公開】


“「乱」は、愛と憎しみの極限を描いた人間ドラマである。”
            (封切り当時のキャッチ・コピーの一部)


1985年/日本=フランス合作/カラー/ビスタサイズ/ステレオ/162分/Blu-ray


黒澤明監督作品/脚本・・・黒澤明、小國英雄、井手雅人/製作・・・セルジュ・シルベルマン、原正人/製作総指揮・・・古川勝巳/音楽・・・武満徹/撮影・・・斎藤孝雄、上田正治/編集・・・黒澤明


出演・・・仲代達矢(一文字秀虎)、寺尾聰(一文字太郎孝虎)、根津甚八(一文字次郎正虎)、隆大介(一文字三郎直虎)、原田美枝子(楓の方)、宮崎美子(末の方)、野村武司(鶴丸)、井川比佐志(鉄修理)、ピーター(狂阿弥)、油井昌由樹(平山丹後)、加藤和夫(生駒勘解由)、他


黒澤明が監督した最後の時代劇であり、黒澤監督は、この作品を“ライフワーク”と位置づけました。
また、“人類への遺言”でもあるとしていた。

架空の戦国武将・一文字秀虎を主人公に、その晩年と3人の息子との確執、兄弟同士の擾乱を描きます。

物語の骨格はウィリアム・シェイクスピアの悲劇「リア王」であり、毛利元就の「三本の矢」の逸話(三子教訓状)なども取り入れられています。


* 1985年 第59回キネマ旬報ベスト10 日本映画部門第2位
* 1985年 アカデミー賞 衣装デザイン賞
* 1985年 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 監督賞/外国語映画賞
黒澤明監督
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黒澤明 (1910年3月23日〜1998年9月6日・・・満88歳没)

日本の映画監督・脚本家

ダイナミックな映像表現とヒューマニズムに徹した作風で、『羅生門』、『生きる』、『七人の侍』など30本の監督作品を生み出し、アカデミー賞と世界三大映画祭(ヴェネツィア、カンヌ、ベルリン)で賞を得た。

小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男らと共に、世界的にその名が知られ、映画史においてはスティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラ、北野武などの映画人に大きな影響を与えており、日本では“世界のクロサワ”と呼ばれた。


【黒澤明 監督作品リスト】
1) 『姿三四郎』(1943/東宝)
2) 『一番美しく』(1944/東宝)
3) 『續姿三四郎』(1945/東宝)
4) 『虎の尾を踏む男達』(1945/東宝)
5) 『わが青春に悔なし』(1946/東宝)
6) 『素晴らしき日曜日』(1947/東宝)
7) 『醉いどれ天使』(1948/東宝)
8) 『静かなる決闘』(1949/大映)
9) 『野良犬』(1949/新東宝=映画芸術協会)
10) 『醜聞』(1950/松竹=映画芸術協会)
11) 『羅生門』(1950/大映)
12) 『白痴』(1951/松竹)
13) 『生きる』(1952/東宝)
14) 『七人の侍』(1954/東宝)
15) 『生きものの記録』(1955/東宝)
16) 『蜘蛛巣城』(1957/東宝)
17) 『どん底』(1957/東宝)
18) 『隠し砦の三悪人』(1958/東宝)
19) 『悪い奴ほどよく眠る』(1960/東宝=黒澤プロ)
20) 『用心棒』(1961/東宝=黒澤プロ)
21) 『椿三十郎』(1962/東宝=黒澤プロ)
22) 『天国と地獄』(1963/東宝=黒澤プロ)
23) 『赤ひげ』(1965/東宝=黒澤プロ)
24) 『どですかでん』(1970/四騎の会=東宝)
25) 『デルス・ウザーラ』(1975/モスフィルム)
26) 『影武者』(1980/東宝=黒澤プロ)
27) 『乱』(1985/グリニッチ・フィルム=ヘラルド・エース)
28) 『夢』(1990/黒澤プロ)
29) 『八月の狂詩曲』(1991/黒澤プロ=フィーチャーフィルムエンタープライズII』
30) 『まあだだよ』(1993/大映=電通=黒澤プロ)
枡田徳寿さんのミニ・トーク
『乱』など黒澤明監督作品4本に出演した、札幌在住の俳優・枡田徳寿さんのミニ・トークを開催します。

黒澤作品での思い出を語っていただきます。



【枡田徳寿さん】
黒澤明監督作品・・・『影武者』、『乱』、『夢』、『まあだだよ』に出演

他・・・『戦場のメリークリスマス』、『駅/Station』、『ゴジラ vs メカゴジラ』、『探偵はBARにいる』、『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』、『探偵はBARにいる3』

TV、CMでも活躍
Sake Bar かまえ マスター
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